リトルリーグの野球はほとんど軟式と変わりませんが、発育途上の子どもたちの体への配慮や、フェアプレーの精神を尊重するため、一部独特のきまりがあります。
もっとも大きいのは離塁(塁を離れること)の制限です。ふつうの野球の場合、ランナーが塁から離れるのは、アウトになる危険と引き替えに自由ですが、リトルリーグでは、ピッチャーが投げたボールが打者に届く前や、打者が打つ前に塁を離れてはいけないことになっています。
もしこれに違反して早くスタートを切ったりすると、もといた塁に戻されたり、得点が認められなかったりするのです。 ランナーが塁から離れないのですから、ピッチャーは、ランナーがいてもふりかぶって投げられるし、ランナーをけん制する必要もありません。
他には、試合は6イニングまで。またピッチャーヘの負担を考慮して、年齢ごとに1日に投球できる球数が決められるなどの制限があります。
使用球は硬球で、プロ野球と同じサイズ。
リトルリーグ野球と少年野球の違いは、硬式ボールと軟式ボールの違いです。
ルールは、少年たちの体力に合わせ、べース間の距離・投球距離は短くピッチャーの投球数制限、離塁も投手の牽制球を少なくするため禁止して、少年たちの健康と安全確保を大切にしています。又、必ず胸を保護するための胸パットを着用し、バッター、ランナーのヘルメット・キャッチャーのマスクもリトルリーグに合った専用の道具を用い安全にプレーができるようになっています。
監督、コーチ、保護者も常に選手の安全を見守っています。
軟式からリトルリーグに挑戦しようとしているなら、気になるのはボールでしょう。リトルリーグで使う硬式ボールは、プロ野球と同じなのです。
いきなり重いボールを使うから、ヒジなどに負担がかかる、ともいわれています。 ですが、正しい投げ方をし、自己管理をしっかりすればケガなどはしないものです。
そもそも軟式野球というのは、日本で生まれたもの。アメリカにはありません。
アメリカは、子どもの健康管理に日本以上に気をつかうところですが、
そのアメリカの子どもたちは、幼稚園くらいの年代から硬式のボールで遊んでいます。もし硬球がケガにつながるとしたら、こうはいかないでしょう。
ボールが硬い分、当たったときに痛いし、軟球よりケガしやすいかもしれません。
ただしリトルリーグでは、監督やコーチがいつも練習を見ながら、ケガのないようにつねに目を配っていますし、
肩やヒジに負担がかかるような無理な投げ込みには、いつも目を光らせています。 硬式だからあぶない、というのは、 いわば迷信のようなものでしょう。
各リーグの監督も「軟式からリトルにくるのは大歓迎。すぐに慣れますよ」と声をそろえます。
「お当番は月に何回くらいありますか?」とよく聞かれます。
お母様方が一番気なるところは、お当番のことではないでしょうか?
リトルだけではなく、軟式野球チームにも、バスケットチームにも、サッカーチームにも、お当番やお茶当番など、 あると思います。
少年スポーツは、保護者の協力なしでは、成り立ちません。
富士リトルリーグでは、お母様には、だいたい月に1~2回ほどお当番をお願いしています。グランドにて、子たちを見守っていただく、いわば「グランド見守り隊」です。
また、お父様には、グランド整備や、審判、遠征時の車出しなどご協力をお願いする事もありますが、できる時に、できる人が、できることを少しずつ協力してくだされば、それがリーグ運営の大きな力となります。
子どもの一生懸命な姿や日々の成長を見ているうちに、 グランドに行くことが週末の楽しみになったというお母さん、お父さんがたくさんいます。
父母同士もみな仲良しで、とてもアットホームな雰囲気です。
ぜひ一度、グランドに遊びに来て下さい。
小さな兄弟姉妹がいる、家庭の事情でお当番ができないなど、お気軽にご相談ください。
「うちはまだ小さい子がいるから・・・」と幼い兄弟のことを心配している方も多いと思います。心配はいりません。
富士リトルには、小さな兄弟たちがたくさんグランドにきています。
みんな、知らぬ間に仲良しになって、大人の目の届く安全な場所で、おままごとや、虫取り、お砂場遊びなどをして楽しく過ごしています。